「俵」
読み方
音読み: ひょう
訓読み: たわら
成り立ち
「俵」は、もともと「人」を示す「イ」と「表(おもて)」を組み合わせた象形文字です。これが進化して、「表面を覆うもの」の意味が含まれるようになり、「たわら」という容器を示すようになりました。
漢字構成
「俵」は以下の要素で構成されています:
- 亻(にんべん、イ):人を表す偏
- 表(ひょう、おもて):おもて、表示、さらけだす
発音
- 音読み: ひょう
- 訓読み: たわら
意味
- 穀物や塩などを詰める円筒形の容器。たわら。特に、藁で編まれたもの。
- 単位としての俵:容積を表す単位で、俵1つ分。
- (姓)俵さん。
言葉一覧
- 米俵(こめだわら): 米を入れるためのたわら。
- 酒俵(さけだわら): 酒を入れるためのたわら。
- 砂俵(すなだわら): 砂を入れるためのたわら。
- 俵数(ひょうすう): 俵の数。量の単位。
例文
- 米俵には新米がぎっしりと詰められている。
- 酒俵は祝いの席で使用されることが多い。
- 農家の蔵にはいくつもの俵が並べられていた。
- その農家は収穫した米を俵に詰めて保管した。
まとめ
俵は主に穀物を入れるための容器を意味し、日本の伝統的な生活様式に深く関わってきた漢字です。