「忌」
読み方
- 音読み:キ
- 訓読み:いむ、いみ
成り立ち
「忌」という漢字は象形文字から派生し、古代中国ではタブーや禁忌を意味していました。構成としては、「己」と「心」が組み合わさっています。「己」が何かに反することを示し、「心」がその反したことを心の中で嫌う、避けるといった意味を持ちます。
漢字構成
「忌」は「己」と「心」で構成されています。
発音
- 音読みの「キ」や、訓読みの「いむ」、「いみ」として読みます。
意味
- 避ける、嫌う:タブーや禁忌とされるものを避けること。
- 忌日:亡くなった人を偲ぶための日。
- 喪:哀悼のために身を慎むこと。
言葉一覧
- 忌避(きひ):避けること、避けようとすること。
- 忌憚(きたん):遠慮せずに、率直に意見を述べること。
- 忌日(きにち):亡くなった人の命日。
- 服忌(ふっき):喪に服すること。
例文
- その行為は忌避すべきだと考える。
- 彼は忌憚なく自分の意見を述べる。
- 今日は父の忌日なので、お墓参りに行く。
- 服忌の期間は身を慎むべきだ。