藍(あい)
音読み
- ラン
訓読み
- あい
成り立ち
「藍」という漢字は、草冠(艹)と「監(カン、みる)」から成り立っています。草冠は植物に関することを示し、「監」は「見る」という意味があります。元々、「藍」は藍草という植物から染料を取ることに由来し、植物を見守り、管理することを意味していると言われています。
漢字構成
- 草冠(艹)+ 監(カン)
発音
- 音読み:ラン
- 訓読み:あい
意味
- 藍草(あいくさ):藍染めの原料となる植物。
- 藍色(あいいろ):濃い青色。藍染めに使われる色。
言葉一覧
- 藍色(あいいろ):濃い青色。
- 藍染め(あいぞめ):藍草を用いて染める技法。
- 藍玉(あいぎょく):藍草から作られる染料の塊。
- 藍地(あいじ):藍色に染めた布地。
- 藍師(あいし):藍染めを専門とする職人。
例文
- 藍染めの技術は古くから日本で伝えられてきました。
- 彼女は藍色の着物を着て、伝統的な美しさを引き立てました。
- 藍玉は昔から貴重な染料として取引されてきました。
- 藍師が手作業で染めた布は、独特の風合いがあります。
- 藍地の布は、涼しげで夏にぴったりです。
このように、「藍」は日本の文化や工芸に深く根付いた漢字であり、その美しい青色は多くの人々に愛されています。