茜(あかね)
音読み
せん
訓読み
あかね
成り立ち
「茜」という漢字は、「草冠(艸)」と「西」という部首から成り立っています。茜草は昔から赤い染料として利用されていた植物で、その特性を漢字に表現しています。
漢字構成
- 草冠(艸): 植物を示す部首
- 西: 方角を示す部首
発音
- 音読み:せん
- 訓読み:あかね
意味
茜は、アカネ科の植物の一種で、その根から赤い染料を取ることができます。この染料は古代から布や衣服の染色に用いられてきました。また、茜色という赤みを帯びた色を表す言葉としても使われます。
言葉一覧
- 茜色(あかねいろ)
- 茜空(あかねぞら)
- 茜雲(あかねぐも)
- 茜草(あかねぐさ)
例文
- 夕焼け空が茜色に染まって美しかった。
- 茜色のドレスを着た彼女は、とても華やかだった。
- 茜草から染料を取り出して布を染める。
- その日の茜雲は特に美しく、写真に収めた。
解説
茜(あかね)は、日本の古典文学や和歌にも頻繁に登場する語で、特に夕焼けや紅葉の美しさを表現する際に使われます。歴史的には、茜草から取れる赤い染料は貴重なものであり、その色は高貴なものとされました。