漢字

紡(糸へんに方)とは?紡(糸へんに方)の読み方や意味、成り立ちは?使われている言葉と例文も♪

音読み(おんよみ)

ボウ(ぼう)
例:紡績(ぼうせき)、紡糸(ぼうし)。

訓読み(くんよみ)

つむ(ぐ)
例:糸を紡ぐ、物語を紡ぐ。

成り立ち

形声(けいせい)文字。
」が糸・繊維に関わる意味を示し、「」が音(ボウ)を表す。
もとは繊維を撚(よ)って糸にする動作を表した。

漢字構成

糸へんに方

発音(ローマ字・IPA)

音読み:(/boː/)。
訓読み:tsumugu(/tsɯ̟mɯɡɯ/)。

意味

  • 繊維を撚って糸にすること(実質的な「糸づくり」)。
  • 言葉・物語・関係などを少しずつつなぎ合わせて形にすることの比喩。
  • ものごとを地道に積み上げるさま(「未来を紡ぐ」など)。

言葉一覧(主要語とミニ解説)

  • 紡績(ぼうせき):綿や毛などの繊維から糸をつくる工業。
  • 綿紡績(めんぼうせき):綿花を原料とする紡績。
  • 毛紡績(もうぼうせき):羊毛などを原料とする紡績。
  • 紡糸(ぼうし):溶融樹脂や溶液から糸状に押し出して繊維化する工程。
  • 紡機(ぼうき)/紡績機:糸を紡ぐための機械。
  • 紡錘(ぼうすい):糸を巻き取る器具。生物学では細胞分裂時の「紡錘体」。
  • 紡織(ぼうしょく):紡績と織布。
  • 言葉を紡ぐ:言葉を選びつないで表現をつくる。
  • 物語を紡ぐ:エピソードを重ねて物語を作る。
  • 絆を紡ぐ:人と人との関係を育てる。

例文

  • 祖母は若いころ、紡績工場で働いていた。
  • 研究チームは新しい合成繊維の紡糸条件を最適化した。
  • 彼女は日々の出来事を丁寧に言葉で紡いで、随筆にまとめる。
  • 地域の歴史を紡ぐプロジェクトが始動した。
  • 小さな約束の積み重ねが、二人の絆を紡いでいった。
  • 工場では自動紡機が高速で糸を巻き取っている。

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