縞の音読み
コウ(呉音・漢音)。
縞の訓読み
しま/(古義)しろぎぬ。
縞の成り立ち
形声文字。「糸」(糸・織物)を意味する部首に、音を表す「高」を組み合わせた字。
もともとは白くつやのある絹=白絹(しろぎぬ)を指し、のちに日本語では しま模様の意味へと広がった。
縞の漢字構成
糸へん+高(糸偏に「高い」)。
縞の発音
- 音読み:コウ(IPA 近似:/koː/)
- 訓読み:しま(IPA 近似:/ɕima/)
縞の意味
- しま・しま模様。縦縞・横縞・格子縞などのストライプ状の文様。
- (本来の漢語)しろぎぬ(白絹)。白く光沢のある絹織物。
- 転じて、縞模様をもつもの(例:縞馬=シマウマ、縞蛇)。
縞の言葉一覧
- 縞模様/縞柄(しまもよう/しまがら)
- 縦縞(たてじま)/横縞(よこじま)/格子縞(こうしじま)/棒縞(ぼうじま)
- よろけ縞(ゆらいだ縞)/斜縞(ななめの縞)
- 江戸縞(えどじま)/小倉縞(おぐらじま)/郡内縞(ぐんないじま)
- 唐桟縞(とうざんじま)/間道(かんとう:縞織物の一種)
- 千筋縞(せんすじじま:細い縦縞が密に入る柄)
- 縞瑪瑙(しまめのう:しま状の層をもつメノウ)
- 縞馬(しまうま)/縞蛇(しまへび)/縞鋼(しまはがね)
縞の例文
- 縦縞のスーツは体をすっきり見せてくれる。
- 夏は白と紺のボーダー(横縞)のシャツが涼しげだ。
- 博物館で、古代の縞瑪瑙の装飾品を見た。
- 古典では縞が白絹を意味することがある。
- 落ち着いた江戸縞の反物を帯に合わせた。