鼎(県に似た漢字)とは?
鼎(かなえ)は、古代中国で使われていた三本足の金属製容器を指します。主に煮物に使われ、王侯の祭器や礼器として重用されていました。その重要性から、王位の象徴としても使われるようになりました。
鼎(県に似た漢字)読み方(音読みと訓読み)は?
- 音読み:テイ(漢音)
- 訓読み:かなえ
鼎(県に似た漢字)意味は?
鼎には主に以下の4つの意味があります。
- 古代中国で使われていた三本足の金属製容器
- 王位
- 三者が向き合って並ぶこと
- 三公(古代中国の最高位の高官)
鼎(県に似た漢字)成り立ちは?
鼎は、金と甬(よう)が組み合わさった漢字です。
- 金:金属を表す部首
- 甬:本来は容器を支える台座を表す字ですが、鼎の場合は省略形として使われています。
鼎(県に似た漢字)つかわれている言葉一覧
- 鼎足(ていそく):鼎の三本の足になぞらえて、三者が互いに支え合う様子を表す言葉。
- 鼎俎(ていそ):祭祀の際に供える供物と器。
- 鼎談(ていだん):三人以上の者がそれぞれの意見を述べ合うこと。
- 鼎立(ていりつ):三者が互いに競い合い、拮抗している様子を表す言葉。
- 鼎盛(ていせい):最も栄えている様子を表す言葉。
- 鼎新革故(ていしんかくこ):古いものを捨てて新しいものを取り入れること。
- 鼎祚(ていそ):王位が受け継がれること。
鼎(県に似た漢字)を使った例文
- 三人の専門家が鼎談を繰り広げ、活発な議論を展開した。
- 新興企業が台頭し、既存企業と鼎立する構図が形成されつつある。
- 彼の時代は、日本の文化が最も鼎盛を極めた時期だった。
- 企業は、常に鼎新革故を図り、競争力を維持する必要がある。
- 王朝は、何代にもわたって鼎祚が続いた。
鼎(県に似た漢字)とは?鼎(県に似た漢字)の読み方や意味、成り立ちは?使われている言葉と例文もまとめ
鼎は、古代中国から伝わる漢字で、王位や三者が並ぶ様子などを表す重要な意味を持っています。現代でも様々な言葉で使われており、奥深い漢字と言えるでしょう。