榎の音読み(おんよみ)
カ。
人名や地名では主に訓読みが使われますが、音読みは語源・字書上しっかり立っています。
榎の訓読み(くんよみ)
えのき。
樹木名として広く定着しており、姓・地名要素(例:榎本・榎田・榎町 など)にも用いられます。
成り立ち(字源)
基本は形声。「木」+ 音符「夏(カ)」で、木に関する語+音カを表します。
なお、日本で作られたとする(国字とする)説も紹介されますが、字書では形声の説明が一般的です。
漢字構成
きへん(木)+ 夏。
画数は14画。部首は「木」。
発音(ローマ字・IPA)
訓:enoki / IPA:[enoki]
音:ka / IPA:[ka]
意味
① えのき(榎):落葉高木。街路樹・公園樹・屋敷林として親しまれ、古くは一里塚など目印としても植えられました。
② 辞書によっては 「ひさぎ(=きささげ)」 の語義を載せるものもあります。
人名用漢字(常用外)で、姓・地名要素としての使用が多いのが特徴です。
言葉一覧(熟語・用例・固有名に使われる形)
- 榎(えのき)/大榎(おおえのき)
- 榎木(えのき・えのきぎ)※木材・庭木の言い方
- 榎茸(えのきたけ)※榎の倒木などに発生することから名づけ
- 榎並(えなみ)・榎原(えばら)・榎橋(えのきばし)・榎町(えのきちょう)など地名
- 榎本(えのもと)・榎田(えのきだ/えのだ)など姓
例文
- 参道の榎が、夏に深い木陰をつくってくれる。
- 旧街道の一里塚には、目印として榎が植えられたという。
- 公園の大榎の下は、子どもたちの定番の集合場所だ。
- 秋になると榎の実を野鳥がついばみに来る。
- 榎茸は細くて長い白い柄が特徴のきのこで、鍋物によく合う。