晒の音読み
サイ。
旧字体は「曬」で、音は同じです。
晒の訓読み
さら・す(日光・風にあてる/あらわにする/暴露する)。
さらし(布・帯・粉などの名詞形)。
晒の成り立ち
「日(太陽)」が意味を示し、「西」が音を表す形声文字。
本来は太陽にあてて白くする・乾かす動作を表し、そこからあらわにする・暴露するの意へ広がりました。
晒の漢字構成
構成:にちへん(⽇)+ 西(ご指定どおり)。
部首:日(にち)。
総画:10画。
旧字体:曬(筆画が多い旧形)。
晒の発音
音読み:サイ/ローマ字:sai/近似IPA:[sa̠i]。
訓読み:さらす/ローマ字:sarasu/近似IPA:[sa̠ɾa̠sɯ]。
名詞:さらし/ローマ字:sarashi/近似IPA:[sa̠ɾa̠ɕi]。
晒の意味
- 日や風にあてる・乾かす・漂白すること。
- 公の場にあらわす・暴露すること(情報を晒す)。
- 名詞としてのさらし(木綿の白布・帯・粉など)。
晒の言葉一覧
- 日晒し(ひざらし/ひさらし):日光に当てて白く・乾かすこと。
- 晒し首(さらしくび):見せしめとして首を公衆にさらすこと。
- 晒し者(さらしもの):多くの人の前で辱められる対象。
- さらし布(さらし/木綿晒し):漂白した木綿布。
- 水晒し(みずざらし):水にさらしてあく・不純物を抜くこと。
- (ネット)晒す:個人情報や画像をネット上に公開する俗用。
晒の例文
- 梅雨の晴れ間に、シーツを日に晒してふっくらと乾かした。
- 伝統の和菓子には、丁寧に水晒しした粉が使われている。
- 根拠のない噂で人を晒し者にする行為は許されない。
- 機密情報をネットに晒す危険性について、社員研修で繰り返し注意喚起した。
- 川原に藍染めの布を晒し、やわらかな色合いを引き出す。