沫
漢字「沫」の音読みと訓読み
- 音読み: バツ、マツ
- 訓読み: あわ
漢字「沫」の成り立ち
「沫」は「水」を意味する「三点水(さんずい)」と、「末」から成り立っています。「末」は本来「木の先」や「果て」を意味しますが、この場合は形声文字として音を示しており、具体的な意味合いよりも音を表している可能性があります。
漢字構成
この漢字は、「さんずい(水偏)」と「末」で構成されています。さんずいは水に関連する漢字に用いられる部首で、この場合、液体や水の形態を表す意味合いが加わっています。
発音
「沫」は音読みで「バツ」「マツ」と読みます。訓読みでは「あわ」と発音され、主に「泡」や「しぶき」といった意味で用いられます。
意味
「沫」は液体が泡立った状態や、しぶきなどを指す漢字で、一般的には水や他の液体の表面に現れる細かい泡を意味します。
言葉一覧
- 沫雪(ばつせつ): 雪の粒が小さく泡のように見える様子
- 沫生(ばつしょう): 泡のようにはかなく消えやすいこと
- 沫の海(あわのうみ): 泡がたくさんある海
例文
- 沫を含む表現: 「川の流れには、岩にぶつかるたびに沫が生じる。」
- 詩的な表現: 「沫雪のように脆く、はかない彼の夢は、瞬く間に消え去った。」