沙
1. 音読み
- サ
2. 訓読み
- すな
- よなげる
3. 成り立ち
「沙」の漢字は、「少」(少ない)と「水」の偏旁(さんずい)から成り立っています。元々は水辺にある細かい砂を表す漢字で、「少」が形声として音を示し、「水」が意味を示しています。
4. 漢字構成
- さんずい(水偏)
- 「少」
5. 発音
- サ
6. 意味
砂や細かい粒子を指す言葉として用いられ、広義では、海や川の砂を指すことが多いです。
7. 言葉一覧
- 沙汰(さた):事情、事の成り行き
- 沙漠(さばく):広大な砂地の無人地帯
- 沙羅(さら):「沙羅双樹」とも呼ばれる南アジア原産の高木の名前、またはそれを使った詩的表現
8. 例文
- 彼は川辺で沙を掴んで、その細かさを確かめた。
- この地域はかつて沙漠であり、今では緑豊かな場所に変わっている。
- 沙汰がないので、何も新しい動きがないことを意味する。
このように、漢字「沙」は自然現象や特定の地形を指す表現として、日本語において広く使用されています。