姓(せい)
音読み
- セイ
- ショウ
訓読み
- うじ
- みょうじ
- かばね
成り立ち
- 「生」と「成」を組み合わせてできた漢字です。
- 「生」は「生まれる、発生する」という意味、「成」は「完成する、形を整える」という意味があります。
- 合わせて「生まれつき備わっているもの」という意味になります。
漢字構成
- 左右対称の漢字です。
- 左側の「生」は「つく」という意味の部首「生」です。
- 右側の「成」は「なる」という意味の部首「成」です。
発音
- 音読みは「セイ」と「ショウ」の2通りがあります。
- 訓読みは「うじ」、「みょうじ」、「かばね」の3通りがあります。
意味
- 古代中国では、氏族の名称を表す言葉として使われていました。
- 日本では、江戸時代までは身分制度を表す言葉として使われていました。
- 明治時代以降は、苗字と同じ意味で使われるようになりました。
言葉一覧
- 姓氏(せいし)
- 姓氏制度(せいしせいど)
- 姓族(せぞく)
- 姓名(せいめい)
- 姓名判断(せいめいんだん)
- 姓を冒す(せいをおかす)
例文
- 田中さんの姓は「田中」です。
- 日本の姓は、明治時代に定められました。
- 中国の姓は、非常に種類が多いです。
補足
- 姓は、東アジアの漢字文化圏・儒教圏で用いられる血縁集団の名称です。
- その範囲は地域や時代によって変動し、氏や名字といった他の血縁集団名と様々な階層関係にあった。
- 近代以降、ヨーロッパなどの他の文化圏の血縁集団名、家系名の訳語としても用いられている。