漢字:蒐
音読み:
- シュウ (shū)
訓読み:
- あつ(める) (atsumeru)
- あつ(まる) (atsumaru)
成り立ち:
- 蒐は会意文字です。「草冠(艸)」と「鬼」を組み合わせた漢字で、元々は植物や物品を集めることを意味していました。「鬼」は昔の中国で霊魂や神秘的な力を持つものを表し、「草」は草原に生える植物を意味します。これらが組み合わさり、広い範囲から物を集めるという意味が生まれました。
漢字構成:
- 草冠(艸):植物や草に関連する意味を表す部首。
- 鬼:霊魂や神秘的な力を表す漢字。
発音:
- 音読み:しゅう (shū)
- 訓読み:あつめる (atsumeru)、あつまる (atsumaru)
意味:
- 集める、収集する。
- 集まる、集会する。
言葉一覧:
- 蒐集(しゅうしゅう):収集すること。
- 蒐索(しゅうさく):探し集めること。
- 蒐録(しゅうろく):集めて記録すること。
例文:
- 彼は古い切手を蒐集している。 (Kare wa furui kitte o shūshū shite iru.)
- 彼は古い切手を収集している。
- 博物館は新しい展示品を蒐索している。 (Hakubutsukan wa atarashii tenjihin o shūsaku shite iru.)
- 博物館は新しい展示品を探し集めている。
- 彼らは会議のためにここに蒐集した。 (Karera wa kaigi no tame ni koko ni shūshū shita.)
- 彼らは会議のためにここに集まった。
まとめ
蒐という漢字は、草冠に鬼を組み合わせた形で、物を集めるという意味を持っています。音読みでは「シュウ」や「ス」、訓読みでは「あつめる」「あつまる」と読みます。蒐集や蒐索など、集めることに関連する多くの言葉が存在します。