「蕩」
音読み
とう(tou)
訓読み
とろける(torokeru)
成り立ち
「蕩」は形声文字で、意符「艸(草冠)」と音符「湯」から成り立っています。「艸」は草や植物を表し、「湯」は音を示します。この組み合わせで、草が風や水に漂う様子を表現しています。
漢字構成
「蕩」は「草冠(艹)」と「湯」の組み合わせです。「湯」は「氵(水)」と「昜」から成り立っています。
発音
- とう(tou): 音読み
- とろける(torokeru): 訓読み
意味
- 漂う: 水や風などに浮かびながら、流れること。
- 蕩ける;物が柔らかくなって溶ける
言葉一覧
- 蕩々(とうとう): 広々としている様子。
- 漂蕩(ひょうとう): あてもなくさまよい歩くこと。
- 蕩然(とうぜん): 広々としている様子。または、気持ちが和らぐ様子。
例文
- 風に蕩う(ただよう)葉が美しい。
- 彼の心はこの音楽によって蕩けた(とろけた)。
- 庭の草を蕩って(はらって)清める。