「董」
漢字構成
「董」は「草冠(くさかんむり)」に「重(おもい)」が組み合わさった漢字です。
音読み
- トウ (tō)
訓読み
- ただす (tadasu)
成り立ち
「董」という漢字は、古代中国の文字であり、その成り立ちは次のように説明されます。「草冠」は植物や草を意味し、「重」は重ねる、重なるという意味を持ちます。合わせて、「董」は植物が重なり合う様子や、何かを正す、管理する意味を含むようになりました。
発音
- 音読み:トウ (tō)
- 訓読み:ただす (tadasu)
意味
- 正す、正しい方向に導く。
- 管理する、取り締まる。
- 名字としても使われます。
言葉一覧
- 董監(とうかん):監督し、取り締まること。
- 董理(とうり):正しく導くこと、管理すること。
例文
- 彼はそのプロジェクトを董する責任者だ。
(彼はそのプロジェクトを管理する責任者だ。) - 不正を董し、正しい行いを促すべきだ。
(不正を正し、正しい行いを促すべきだ。)
このように「董」という漢字は、正す、管理するという意味を持ち、古くから用いられてきた漢字です。