培うの音読み
バイ。
「培養(ばいよう)」など、学術・理科分野で頻出します。
培うの訓読み
つちか・う。
能力・関係・文化などを長い時間をかけて育てる意で用います。
培うの成り立ち
形声文字。
左の「土」が土・地面・耕作の意を示し、右の「咅(ホウ/バイの音符)」が音を表します。
「土で養い育てる」イメージから、転じて抽象的な力や関係性を育てる意味が生まれました。
培うの漢字構成
部首:土(つち)
構成:土偏+咅(音符)
語形:動詞「培う」は「培」に送り仮名「う」を付します。
培うの発音
音読み:ばい(bai)
訓読み:つちかう(tsuchikau)
培うの意味
① 土を耕して育てること。
② 能力・資質・経験・信頼・関係・文化などを時間をかけて育て上げること。
③ 生物学で、微生物・細胞などを人工的に増やす(=培養)こと。
培うの言葉一覧
- 培う(つちかう):経験/技術/信頼/人脈/感性を培う
- 培養(ばいよう):細胞培養・組織培養・乳酸菌培養 など
- 培地(ばいち):寒天培地・液体培地
- 培養液(ばいようえき)・培養土(ばいようど)
- 培養皿(ばいようざら):ペトリ皿
- 教養を培う/基盤を培う/関係を培う/土壌を培う
培うの例文
・若い頃から多様な現場を経験し、問題解決力を培った。
・地域の祭りは、長い年月をかけて共同体意識を培ってきた証だ。
・継続的な読書は、思考の土台を培う最良の習慣である。
・研究室では大腸菌を培養し、翌日にコロニー数を数えた。
・異業種との対話は、新しい発想を培うきっかけになる。
・地道な練習が、試合で戦える技術と自信を培う。
・信頼は一日にしてならず。日々の約束の積み重ねが関係を培う。