音読み
ユウ (yū)
訓読み
なだめる
成り立ち
形声文字。
意符の宀(うかんむり=屋根・家・おおう意)と、音符の有(ユウ)を合わせ、
「家の内をおだやかにする・なだめる」意を表します。
漢字構成
うかんむりに有(宀+有)
発音
音読み:/ jɯː /(ユウ)
訓読み:/ nadameɾɯ /(なだめる)
意味
- なだめる・おだやかにする(怒り・争い・不安を静める)
- (過失を)寛大に扱う・ゆるす
- 和らげる・懐柔する・宥和(ゆうわ)する
言葉一覧
- 宥める(なだめる)
- 宥和(対立を和らげて歩み寄ること)
- 宥和政策
- 宥和的
- 宥恕(寛大にゆるすこと)
- 寛宥(刑罰などを軽くする・寛大に取り扱うこと)
- 宥諭(おだやかに説いてさとすこと)
例文
子どもの泣き声が収まるまで、母は優しく宥め続けた。
政府は対立を避け、宥和政策に転じた。
彼の過ちについては、反省が深いとして宥恕の余地がある。
初犯で更生の意思が認められ、裁判所は寛宥の措置を取った。
彼女は場を荒立てないよう、相手を宥めて冷静さを取り戻させた。
教師は厳格さと宥諭を状況に応じて使い分けている。