梶(かじ)
音読み
- オンヨミ:ビ、ミ
訓読み
- クンヨミ:かじ
成り立ち
「梶」という漢字は、木へんに「尾」を組み合わせた形から成り立っています。「木」は文字通り木を示し、「尾」は尾(お)を表します。これにより、木の尾のように後ろについているもの、つまり船の方向を制御するための装置である「かじ」を表現しています。
漢字構成
- 部首:木
- 画数:11画(木:4画 + 尾:7画)
発音
- かじ(Kaji)
意味
「梶」という漢字は、主に以下の意味を持ちます:
- かじ:船の方向を制御するための装置。
- 操縦:物事の進行をコントロールすることの比喩。
言葉一覧
「梶」を使った言葉には以下のものがあります:
- 舵取り(かじとり):船の方向を制御すること。また、物事の進行を指導・管理すること。
- 梶木(かじき):舵に使われる木材。
例文
- 彼は船の梶をしっかりと握っていた。
- プロジェクトの梶取り役を任された。
- 古い船には木製の梶が使われている。
まとめ
「梶」は、古くから船舶における重要な部品として使われてきました。また、比喩的に組織やプロジェクトの方向を制御する意味でも使われます。そのため、日常生活やビジネスの場面でも頻繁に見られる漢字です。