雖の音読み
スイ
雖の訓読み
〜いえども
雖の成り立ち
「雖」は会意兼形声文字です。雨を表す「雨(雨の字の古形)」と「隹(とり)」から成り立ち、鳥が雨に打たれてもなお鳴き続ける様子を表したことから、「〜といえども(逆接)」の意味が生まれました。
雖の漢字構成
いえども
雖の発音
音読み:スイ
訓読み:〜いえども
雖の意味
「〜といえども」「〜けれども」という逆接の接続詞的な意味を持つ漢字です。古文や漢詩などで多用され、現代日本語の日常表記にはほとんど登場しません。
雖を含む言葉一覧
- 雖然(すいぜん)=そうではあるが、それにもかかわらず
- 縦雖(たとい〜いえども)=たとえ〜であっても
- 雖曰(いわんといえども)=言うとはいっても
雖の例文
- 学ぶことは難し雖、楽しみもまた多い。
- 富める人雖、心安からず。
- 努力すれど成果なし雖、その経験は無駄にならぬ。